蔵書家たちの黄昏

反町茂雄の主題による変奏曲

[119] 現代欧米の蔵書家たち 20000クラスのひとたち

☆梅本「ジェイ・ウォーカー(Jay Walker)さんが20000冊です。Priceline.comを設立した起業家です。」
★関谷「誰?」
☆梅本「これは日本人の私たちだけじゃなくてアメリカ人からみても『こいつ誰?』って言われるような人なんです」
★関谷「なんでそんなやつを紹介する?」
☆梅本「この人はカッコいい書斎を作ったことで有名な人なんです。ここは著作権のある画像は貼らないブログだから『 Jay Walker library 』でグーグルの画像検索してください。」
★関谷「ふーん。どこの誰だか知らないけど確かにかっこいい書斎だね。これが2万冊クラスの書斎なのか・・・ 」
☆梅本「『現代日本の蔵書家たち』の10000クラス冒頭で紹介した松原さんの書庫も良い感じだけど、こっちはさすがアメリカという感じですよね」
★関谷「でもこれちょっと遊びすぎてないか? 」

☆梅本「じゃあ今度はスターウォーズのジョージ・ルーカス(George Lucas 1944-)監督の書斎です。27000冊の蔵書家なんです。『 George Lucas library 』で検索してください」
★関谷「たしかに立派なもんだね。ルーカスってこんなに本持ってたの?」
☆梅本「マイフェアレディのヒギンズ教授の書斎みたいでしょ? 監督は映画フィルムも17000持ってて、ある意味こっちの方が凄いかも」
★関谷「映画の話だったら、俺は『アイズワイドシャット』に出てきたシドニーポラックの書斎が好きだな。あと『上流社会』のグレース・ケリーの・・・」
☆梅本「このまま映画の話続けていくとDVDやブルーレイにリンクをつけやすくなるんですが、あえて蔵書家の紹介に戻します。次はフランスの・・・」
★関谷「ニール・ゲイマン(Neil Gaiman 1960年-)の書斎も有名だな。『 Neil Gaiman library 』で検索。」

☆梅本「うーん。でもなんかこれはTSUTAYAの売り場みたいですねえ。ニール・ゲイマンってサンドマンとかの原作者でしょ? 残念ながら持ってる冊数はわかりませんでした。
    私はもっとヨーロッパ風の書斎の方が好きなんです。冊数は分からないけどヴィスコンティの『家族の肖像』のモデルになったマリオ・プラーツ(Mario Praz 1896–1982)教授の書斎とか。『 Mario Praz library 』で検索」
★関谷「とにかく一番ゴージャスな書斎はって言ったら、アメリカのヴァンダービルト(George Washington VanderbiltII 1862-1914)だろうな。『 biltmore estate library 』で検索」
☆梅本「ヴァンダービルトはたしかに23000冊の蔵書家なのでこのクラスですけど、時代が全然違います。19世紀の人です」
★関谷「こういうのが億万長者の書斎だよな。たしか歴史上でロックフェラーの次ぐらいに金持ちだったんだろ。これを見ると10000クラスで登場したビルゲイツの書斎( bill gates private library で検索)もチープに見えてしまうな」

☆梅本「日本版では25人も紹介したのに、今日は画像遊びになっちゃって紹介したのはまだ2人ですよ! 次行きます!   

    評論家のスーザン・ソンタグ(Susan Sontag 1933-2004)が20000冊あったそうです。」
★関谷「ソンタグってこんなに本持ってたのか? ギスギスした女だから蔵書家って感じじゃないんだけどな」
☆梅本「不用意にそんな事を口走らないほうがいいですよ。誰が見てるかわからないんだから」
★関谷「いや・・・別に特に深い意味もなく・・・ 実は書いたものも読んだ事ないんだけど」 

☆梅本「絵本作家のエドワード・ゴーリー(Edward Gorey 1925-2000)が21000冊だそうです。
    あとロバート・レンキーウィックツ(Robert Lenkiewicz 1941-2002) っていう現代美術家が25000冊です。 美術、オカルト科学、宗教学、魔術、哲学、錬金術、心理学、と興味の対象は広いみたいです。」
★関谷「そのエドワード・ゴーリーって絵本作家についてなんだけど・・・ こんな奴に絵本書かせて大丈夫か?」 
☆梅本「エドワード・ゴーリーは戦後を代表する絵本作家のひとりですよ」
★関谷「いや・・・こないだニ、三冊読んだだけだが・・・ 子供にこんなもの読ませて・・・」 
☆梅本「育つ子はどんなものを読んでもちゃんと育つんです


    次行きます。リチャード・コステラネッツ(Richard Cory Kostelanetz 1940-)って人が25000冊です。」
★関谷「これは知らない。」


★関谷「これは知らない。」
☆梅本「美術家で評論も書いてるそうなんですけど私も知りませんでした。
    最後は韓国の人です。欧米じゃないんだけど、管理人は日本以外の国は全部ここにまとめておくつもりらしいです
    中央日報の論説委員だった鄭雲暎(チョン・ウニョン)さんが蔵書20000冊をソウル大に遺贈してます。ソウル大が蔵書を引き受けるぐらいだからそれなりの人だと思います。
    韓国の代表的なマルクス主義経済学者でジャーナリスト。民放の討論番組で司会もやってたって」
★関谷「これも知らない」

 

 

 

 

総目次
 
まずお読みください

◇主題  反町茂雄によるテーマ
反町茂雄による主題1 反町茂雄による主題2 反町茂雄による主題3 反町茂雄による主題4

◇主題補正 鏡像フーガ
鏡像フーガ 蒐集のはじめ 大名たち 江戸の蔵書家 蔵書家たちが交流を始める 明治大正期の蔵書家 外人たち 岩崎2家の問題 財閥が蒐集家を蒐集する 昭和期の蔵書家 公家の蔵書 すべては図書館の中へ 
§川瀬一馬による主題 §国宝古典籍所蔵者変遷リスト §百姓の蔵書
 

◇第一変奏 グロリエ,ド・トゥー,マザラン,コルベール
《欧州大陸の蔵書家たち》
近世欧州の蔵書史のためのトルソhya

◇第二変奏 三代ロクスバラ公、二代スペンサー伯,ヒーバー
《英国の蔵書家たち》

◇第三変奏 ブラウンシュヴァイク, ヴィッテルスバッハ
《ドイツ領邦諸侯の宮廷図書館》

フランス イギリス ドイツ  イタリア
16世紀 16世紀 16世紀 16世紀  16世紀概観
17世紀 17世紀 17世紀 17世紀  17世紀概観
18世紀 18世紀 18世紀 18世紀  18世紀概観
19世紀 19世紀 19世紀 19世紀  19世紀概観
20世紀 20世紀 20世紀 20世紀  20世紀概観
仏概史  英概史  独概史  伊概史

◇第四変奏 瞿紹基、楊以増、丁兄弟、陸心源
《清末の四大蔵書家》
夏・殷・周・春秋・戦国・秦・前漢・新・後漢 三国・晋・五胡十六国・南北朝 隋・唐・五代十国 宋・金・元   中華・中共    

◇第五変奏 モルガン,ハンチントン,フォルジャー
《20世紀アメリカの蔵書家たち》
アメリカ蔵書史のためのトルソ
 
◇第六変奏
《古代の蔵書家たち》
オリエント ギリシア ヘレニズム ローマ

◇第七変奏
《中世の蔵書家たち》
中世初期 カロリングルネサンス 中世盛期 中世末期

◇第八変奏
《イスラムの蔵書家たち》
前史ペルシア バグダッド カイロ コルドバ 十字軍以降
 
◇第九変奏 《現代日本の蔵書家たち》
本棚はいくつありますか プロローグ 一万クラスのひとたち 二万クラスのひとたち 三万クラスのひとたち 四万クラスのひとたち 五万クラスのひとたち 六万クラスのひとたち 七万クラスのひとたち 八万クラスのひとたち 九万クラスのひとたち 十万越えのひとたち 十五万越えのひとたち 二十万越えのひとたち エピローグ TBC

◇第十変奏 《現代欧米の蔵書家たち》
プロローグ 一万クラス 二万クラス 三万・四万・五万クラス 七万クラス 十万・十五万クラス 三十万クラス エピローグ1 

◇第十一変奏
《ロシアの蔵書家たち》
16世紀 17世紀 18世紀①   19世紀① ② ③ 20世紀① ② ③

 

 

Δ幕間狂言 分野別 蔵書家
Δ幕間狂言 蔵書目録(製作中)
 
◇終曲   漫画の蔵書家たち 1 
◇主題回帰 反町茂雄によるテーマ
 

§ アンコール用ピースⅠ 美術コレクターたち [絵画篇 日本]
§ アンコール用ピースⅡ 美術コレクターたち [骨董篇 日本]

§ アンコール用ピースⅢ 美術コレクターたち [絵画篇 欧米]
§ アンコール用ピースⅣ 美術コレクターたち [骨董篇 欧米]
 
§ アンコール用ピースⅤ レコードコレクターたち
§ アンコール用ピースⅥ フィルムコレクターたち
 
Θ カーテンコール 
閲覧者様のご要望を 企画① 企画② 企画③ 企画④


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  1. 総目次  2019/6/5更新 – 蔵書家たちの黄昏
  2. [116] Twilight of the Book Collectors – 蔵書家たちの黄昏
  3. [13] 鏡像フーガ8 昭和期の蔵書家 (1970年頃まで) – 蔵書家たちの黄昏
  4. [213] イスラムの蔵書家たち 十字軍以降 – 蔵書家たちの黄昏
  5. [211] イスラムの蔵書家たち カイロ – 蔵書家たちの黄昏
  6. [8] 鏡像フーガ3 大名たち – 蔵書家たちの黄昏
  7. [9] 鏡像フーガ4 江戸の蔵書家  蔵書家たちが交流をはじめる – 蔵書家たちの黄昏
  8. [103] 現代日本の蔵書家たち1 一万クラスのひとたち – 蔵書家たちの黄昏
  9. [104] 現代日本の蔵書家たち2 二万クラスのひとたち – 蔵書家たちの黄昏
  10. [115] 現代日本の蔵書家∞ エピローグ – 蔵書家たちの黄昏
  11. [204] 古代の蔵書家 ローマ – 蔵書家たちの黄昏
  12. [209] イスラムの蔵書家たち 前史ペルシア – 蔵書家たちの黄昏
  13. [210] イスラムの蔵書家たち バグダッド – 蔵書家たちの黄昏
  14. [205] 中世の蔵書家 5, 6, 7, 8c – 蔵書家たちの黄昏
  15. [108] 現代日本の蔵書家6 六万クラスのひとたち – 蔵書家たちの黄昏
  16. [105] 現代日本の蔵書家3 三万クラスのひとたち – 蔵書家たちの黄昏
  17. [7] 鏡像フーガ2 蒐集のはじめ – 蔵書家たちの黄昏
  18. [300] 主題回帰 反町茂雄によるテーマ – 蔵書家たちの黄昏

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テーマの著者 Anders Norén

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