蔵書家たちの黄昏

反町茂雄の主題による変奏曲

[122] 現代欧米の蔵書家たち 100000越え.150000越えのひとたち

「] 現代欧米の蔵書家たち 100000越えのひとたち
★関谷「いよいよ100000越えクラスです。ここからは、現代ヨーロッパ有数の巨人蔵書家たちがどんどん登場します」
☆梅本「100000クラスでまず紹介する人は、オランダのジャーナリストの Boudewijn Buch(1948-2002)という人です。作家で詩人、オカマでテレビ司会者です。あっ 今オカマって言っちゃいけないんですよね。LGBTさんです。」

★関谷「ところであんたこの人知ってたか?」
☆梅本「いいえ」
★関谷「俺も知らない」
☆梅本「でもなんか色々やってるみたいだから、オランダではそれなりに知られてるんでしょうね」

[] 現代欧米の蔵書家たち 150000越えのひとたち
★関谷「今日は150000越えの人です。」
☆梅本「スイスを代表する蔵書家のマーティン・ボドマー(Martin Bodmer 1899-1971)さん。160000冊の所有です」

★関谷「ところであんたこの人知ってたか?」
☆梅本「いいえ」
★関谷「俺も知らない」
☆梅本「でもなんか色々やってるみたいだから、スイスではそれなりに知られてるんでしょうね

    あっ ちょっと待ってください! マーティン・ボドマーさんは蔵書を図書館にしてて日本人にもそれなりに知られてるんです。それと、さっきのBoudewijn Büchさんはなんかトッポイ感じだからこのコーナーでもいいんだけど、ボドマーさんは聖書、ホメロス、ダンテ、シェイクスピア、ゲーテを核に「世界文学」を本気で収集しようと企てたちょっとマジなコレクターで貴重書も非常に多いらしいので本篇で改めて取り上げます。」
★関谷「ホメロスだとかダンテだとか、ひょっとしてかなりベタな人なのかな?」
☆梅本「偉い人にはこういう人結構多いですよ。ベートーヴェンはバッハ、ヘンデル、ハイドン、グルック、モーツァルトの五人の胸像を常に置いてたし、アインシュタインはニュートン、ファラデー、マックスウェルの三人の肖像画を掛けてました。ゲーテだって自分に先行する存在としてシェイクスピア(文学)、モーツァルト(音楽)、ラファエロ(絵画)の三人を特別視してました。とにかくこの人はマジな人なんで本篇向きです」


☆梅本「次に紹介する人はフランスのアラン・デ・ベノアという人です。(Alain de Benoist 1943-)
    哲学者でジャーナリストで著述家で、なんかいろいろやってる人みたいだけど、一言でいうとフランスの井上ひさしです。つまり現代フランス人で一番本を持ってるといわれてる人です。」
★関谷「所謂何でも屋だな。どのぐらい?」
☆梅本「150000万から200000までの間だといわれています。量が多すぎてベルサイユやノルマンディーに分けて置いてるみたいです」

★関谷「『現代欧米の蔵書家たち』に登場する人の場合、主に三つに分類できる。まず我々日本人からみて誰でも知ってる人。ジョージルーカスとかウンベルトエーコとかデリダとかヘミングウェイとかビルゲイツとか」
☆梅本「ええ」
★関谷「次に、知っている人は知っている人。ユルゲン・クチンスキーやアルベルト・マングェルみたいな」
☆梅本「ええ」
★関谷「最後に、日本人はほとんど知らない人だ。ジェイウォーカーとかリチャードマクゼイとか。」
☆梅本「ええ」
★関谷「このアラン・ベノワなんて人は、間違いなく日本人は誰も知らない人だな!」
☆梅本「まあそうでしょうね。でも安心してくださいな。200000越え、250000越えには該当する人はいません。300000越えには一人います。その人は有名人です。王侯貴族でもない一個人としては今世界で一番たくさんの本を持ってると言われている人です。」

 

 

総目次
 
まずお読みください

◇主題  反町茂雄によるテーマ
反町茂雄による主題1 反町茂雄による主題2 反町茂雄による主題3 反町茂雄による主題4

◇主題補正 鏡像フーガ
鏡像フーガ 蒐集のはじめ 大名たち 江戸の蔵書家 蔵書家たちが交流を始める 明治大正期の蔵書家 外人たち 岩崎2家の問題 財閥が蒐集家を蒐集する 昭和期の蔵書家 公家の蔵書 すべては図書館の中へ 
§川瀬一馬による主題 §国宝古典籍所蔵者変遷リスト §百姓の蔵書
 

◇第一変奏 グロリエ,ド・トゥー,マザラン,コルベール
《欧州大陸の蔵書家たち》
近世欧州の蔵書史のためのトルソhya

◇第二変奏 三代ロクスバラ公、二代スペンサー伯,ヒーバー
《英国の蔵書家たち》

◇第三変奏 ブラウンシュヴァイク, ヴィッテルスバッハ
《ドイツ領邦諸侯の宮廷図書館》

フランス イギリス ドイツ  イタリア
16世紀 16世紀 16世紀 16世紀  16世紀概観
17世紀 17世紀 17世紀 17世紀  17世紀概観
18世紀 18世紀 18世紀 18世紀  18世紀概観
19世紀 19世紀 19世紀 19世紀  19世紀概観
20世紀 20世紀 20世紀 20世紀  20世紀概観
仏概史  英概史  独概史  伊概史

◇第四変奏 瞿紹基、楊以増、丁兄弟、陸心源
《清末の四大蔵書家》
夏・殷・周・春秋・戦国・秦・前漢・新・後漢 三国・晋・五胡十六国・南北朝 隋・唐・五代十国 宋・金・元   中華・中共    

◇第五変奏 モルガン,ハンチントン,フォルジャー
《20世紀アメリカの蔵書家たち》
アメリカ蔵書史のためのトルソ
 
◇第六変奏
《古代の蔵書家たち》
オリエント ギリシア ヘレニズム ローマ

◇第七変奏
《中世の蔵書家たち》
中世初期 カロリングルネサンス 中世盛期 中世末期

◇第八変奏
《イスラムの蔵書家たち》
前史ペルシア バグダッド カイロ コルドバ 十字軍以降
 
◇第九変奏 《現代日本の蔵書家たち》
本棚はいくつありますか プロローグ 一万クラスのひとたち 二万クラスのひとたち 三万クラスのひとたち 四万クラスのひとたち 五万クラスのひとたち 六万クラスのひとたち 七万クラスのひとたち 八万クラスのひとたち 九万クラスのひとたち 十万越えのひとたち 十五万越えのひとたち 二十万越えのひとたち エピローグ TBC

◇第十変奏 《現代欧米の蔵書家たち》
プロローグ 一万クラス 二万クラス 三万・四万・五万クラス 七万クラス 十万・十五万クラス 三十万クラス エピローグ1 

◇第十一変奏
《ロシアの蔵書家たち》
16世紀 17世紀 18世紀①   19世紀① ② ③ 20世紀① ② ③

 

 

Δ幕間狂言 分野別 蔵書家
Δ幕間狂言 蔵書目録(製作中)
 
◇終曲   漫画の蔵書家たち 1 
◇主題回帰 反町茂雄によるテーマ
 

§ アンコール用ピースⅠ 美術コレクターたち [絵画篇 日本]
§ アンコール用ピースⅡ 美術コレクターたち [骨董篇 日本]

§ アンコール用ピースⅢ 美術コレクターたち [絵画篇 欧米]
§ アンコール用ピースⅣ 美術コレクターたち [骨董篇 欧米]
 
§ アンコール用ピースⅤ レコードコレクターたち
§ アンコール用ピースⅥ フィルムコレクターたち
 
Θ カーテンコール 
閲覧者様のご要望を 企画① 企画② 企画③ 企画④


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テーマの著者 Anders Norén

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