企画②「国会図書館にない本」
☆梅本「つい長くしゃべりすぎちゃって・・・ 悪い癖ですね。ここからはサッサと行きます。
で、ズバリそれだけなんだけど、『国会図書館にない本』です」
★関谷「納本制度があるって言っても、それに従わない出版社って結構多いんだってな。面倒くさいって・・・」
☆梅本「もともとフランスのビブリオテークナショナルから来た制度ですもんね。日本人の気風には本来なじまない。
でもだからこそ、今の蔵書家や雑誌コレクターには、コレに焦点絞って集める人って結構多いんです。でも下品でいやらしいエロ漫画雑誌とかそんなもの・・・」
★関谷「それだけじゃないだろう。自費出版とか非売品のパンフレットとか・・・」
☆梅本「紛失したり、破損したりもね。たまーに自分の持ってる本で国会図書館にない本があったらうれしいもんですよ。こないだも管理人がテーヌの『近代フランスの起源 アンシャンレジーム』を検索すると、管理人は上下巻共持ってるのに国会図書館には下巻がなかったんです。多分紛失したんでしょう」
★関谷「そんなことより丹古母鬼馬二がズバリこのテーマで本書いてなかったか?」
☆梅本「丹古母鬼馬二?」
★関谷「え? なんだっけ? そんな名前の人いなかった?」
☆梅本「ひょっとして、礫川全次先生のことじゃありませんか?」
★関谷「そう。それそれ。その人」
☆梅本「ああ これ ですね。
もう立派な本が出てるんなら、それにわざわざ被せても・・・ あっ でもアマゾンの評価はなにげに低いですよ。『国会図書館にない本』というタイトルで、読者が求めるものと、礫川先生の関心の対象にかなりズレがあるみたい・・・ 博識な礫川先生に対抗できるとは思いませんが、まあ私たちの視点で被せていってもいいかもしれない。ご要望があれば、 こちら に」
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