蔵書家たちの黄昏

反町茂雄の主題による変奏曲

[310] 閲覧者様のご要望を 企画③

企画③「研究室蔵書の世界」


☆梅本「前回も図書館の話でしたが、結局『蔵書家たちの黄昏』ってサイトの結論は、『全部が図書館に吸い込まれちゃいました』ってことですよね。「図書館最強」って。
    しかし、です。現代最強はひょっとすると、図書館ではなくてこの「研究室蔵書」かもしれないって話です」

★関谷「まず、図書館蔵書数の世界ランキングは、一位がアメリカ議会図書館、二位が中国国家図書館・・・ でもこれは総合的な図書館としてで、研究図書館として世界一はハーバード大学の付属図書館だよな」

☆梅本「ええ。これが19世紀から20世紀前半だったら、一位は大英図書館で、二位がビブリオテークナショナル(仏)。研究図書館ならオックスフォード大学のボドリアン図書館が最高と言われていました」

★関谷「国立図書館は、納本制度が存在する国がある事からもわかる通り、何でもかんでもともかく集めておかなきゃっていう性質がある」
    
☆梅本「ええ、twitterやってる人は驚くかもしれないけどワシントンの議会図書館なんてそういうものまで保存してるって。サイトやブログは言わずもがな。そのかわり本当に専門的なところへの追求では、大学図書館には及ばない」

★関谷「つまり一般的に大学図書館のほうが、専門的で、さらに珍しいものが・・・」

☆梅本「ところが『大学蔵書』っていっても、本当に重要なものは大学全体の図書館にではなくて、各研究室が秘蔵しているものの方に多いんです。
    文系の大学教授の一番大事な仕事っていうのは、論文書いて業績を上げることでもなく、学生を指導して後継者を育成することでもなくて、じつはひたすら『研究室蔵書』を豊かにすることなんだって言ってた人もいましたっけ」

★関谷「しかし、これは大学の各研究室の秘密兵器なわけであって、とくに公開性の度合いは・・・」

☆梅本「ええ、ここの管理人じゃこういう企画は到底無理ですね。でも無理なテーマを与えてみて四苦八苦させてみたいって人がいたら、 こちら に」

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テーマの著者 Anders Norén

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